2016年07月25日
初日から3日間は、市議として被害の把握と市民の方からの問い合わせの対応、消防団とPTAとして避難所運営、熊本青年会議所副理事長として支援の段取りと、1日の境目がどこにあるか分からないような感じでした。
体制が整ってからは、全国から送っていただいた物資の受け入れをしながら、高森と南阿蘇への物資の輸送、西原グリーンロードと阿蘇の東側と小国から大分を通って菊池から熊本市に入るという経験をしました。2トントラックよりも大きい落石の横を通り抜け、余震がきたら崩れそうな道を恐る恐る進みました。県内各所に届けることが出来ました。
市役所と熊本青年会議所で連携して、福祉避難所になっている高齢介護施設、障がい者施設への物資の搬送。断水により入所している方への食事すら厳しい状況に、大きな感謝をいただきました。
近畿から来られた青年会議所の方々と協力して、熊本市内の自治会長さん全員に電話連絡し、被害の把握と必要物資の確認からの輸送を行いました。関西訛りで怪しまれながら、何件も何件も電話をかけて下さる姿に、これが本当に有難いということかと感じました。
避難所におられる被災者の方々の状況把握と、ボランティアセンター周知とニーズ調査の為、南区を回りました。たまたま立ち寄った城南町土鹿野という甲佐町との際にある集落で、大きな被害を目の当たりにし何日もかけて10軒以上片付けのお手伝いをさせていただきました。
今は、現在進行形で、被害の大きかった益城のとんと横にある熊本市東区の沼山津で、仏前結婚式を挙げさせてもらった、幼い頃から縁のあるお寺で片付けのお手伝いをさせてもらっています。沼山津周辺にあるお寺は5軒とも全壊とのことで、他のお寺のお手伝いもしていこうと思っています。
そして、今日は、熊本青年会議所プレゼンツで、益城中央小学校でBBQの炊き出しを行なって来ました。自衛隊音楽隊による演奏、くまモン登場、風船飛ばしと、盛り沢山の内容に子供たちの笑顔満開で、本当にやって良かったと思います。
り災証明の問い合わせ、発達障がいの方々への支援の在り方、市営団地の問い合わせ、ごみ関連の問い合わせ、市役所への苦情、全員協議会への出席など、市議としての仕事をしながら常に現場にいたことで、多くの学びと知識と課題を得ることが出来ました。今後それを活かして、これまでより安心安全なまちづくりを進めて行きます。
長文になりました。結びとなりますが、様々な形での支援、安否確認の連絡、遠方からの訪問と熱い気持ち、心から感謝しています。これから続く復興にこれまで以上に取り組むことと、日本各地世界各国への恩返しと恩送りをして行くことを誓います。なお、余震はありますが、熊本県内元気なところは沢山ありますので、皆さん是非、遊びに来て下さい。